これが“育て”の極意！！
昨夜10時からは、ＮＨＫテレビ「プロフェッショナル」の「プロに学べ！脳活用法スペシャル『これが“育て”の極意だ！』を見ました。「脳活用」「育て」と、興味あるキーワードに惹かれたのです。
内容は、キャスターの脳科学者茂木健一郎さんがこれまでにこの番組に出演された方の話から「育ての極意」を分析する、というものでした。
◆◆◆ 番組の中で印象に残った言葉 ◆◆◆
◆「子供も部下も、育ての基本は同じ」
・・・そうだと思います。基本は同じ、けれど違いが出るのはその前提となる「相手に対する思いいれ・愛情」だなー、と。
◆「あえて答えを教えない、自分で調べさせる、考えさせる」
・・・コーチングの基本と同じですね。
◆「大切なのは自発性。すぐに教えないで粘り強く待つ。ただ待つだけでなく、相手の様子を観察し、疑問や興味など微妙な変化（＝自発性の芽） に気付く。自発性の芽を見つけたら、育てる側はすぐに、本気で、相手に対応する。
・・・すごく納得！でした。「待つ」といってもほったらかしにしていてはダメ！やっぱり部下をちゃんと見ていないと。そう、部下のやる気を引き出す大きなポイントを考えてみると、
�，泙坐蠎蠅鮓�る、注意を払っている
��部下の「興味」「疑問」「努力」「達成」「落胆」などの変化に気づき、すかさず対応する
■でも「対応」って？
資料を探して渡す、ちょっとだけヒントを与える、さりげなく自分の経験を話す
詳しい人を紹介する、笑顔を向ける、「がんばってるね」などの言葉掛けをする、
すかさず褒める、一緒に喜ぶ、肩をポンとたたく、お茶を入れてあげる、お昼に誘う
・・・などなど、いっぱい考えつきますね。
◆「 “少し難しいこと”を任せる」
・・・人は、誰でも、成長したいという願望を持っているものだと思います。「そんな前向きな社員ばかりじゃない！」という前に、「ちょっとだけ難しい仕事」を、「任せる側も興味深げに、イキイキと」依頼してみてください。任せる側が、「どうせ・・・」「憂鬱な作業」などと思っていると、相手にそれが伝わって、その時点で部下にとっても「やりたくない仕事」になってしまいます。
◆「『安全基地』になる。赤ちゃんにとっての親の存在のように。 ポイントは �，笋蠅燭い海箸鬚笋蕕擦襦´�応援団に徹する �７臈世蘯�け入れる �ずい辰燭箸�こそ、手助けする 」
・・・ここは最高に「納得」でした。人間、うまくいかなかったときにも受け入れてくれる、癒しの場を与えてくれる、そしてまた送り出してくれる場、安全基地があったら挑戦する勇気が出るだろうなー、と。 そして、そうか、どの企業にも欲しい「チャレンジ精神を持つ社員」を育てるためには、やっぱりまずは「安全基地」になれる上司を育てることが大切だなー、と。もちろん社長が安全基地になることも必要ですが、上司をなおざりにするとますます管理職の存在感がなくなってしまいますから。
最初に書いた「相手への思いいれ」「愛情」ですが、こうやって工夫して、苦労して“育てている”部下だからこそ、生まれてくる気持ち、つまりあとからついてくるものなのだと思います。ほら、「子供」の場合は、１０ヶ月も待ちに待って、そしてやっぱり苦労する、だからこそ、自然に生まれる「愛情」「思い」なのでしょう。
自分自身も、「安全基地」であり、かつ「火をつけられる」そんな存在になりたい、そう思った、昨夜でありこれを書いている今です。
